現在の皇位継承の順位は、秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの順になっています。仮に高い国民の支持を理由に女性天皇を認めた場合、今上陛下の次の皇位には愛子さまがつかれる可能性も出てきます。もしも将来、女性天皇として愛子さまが、即位された場合、そのとき問題となるのは、愛子さまが既に結婚されているかどうかです。もし即位された時点で独身だったとすれば、愛子さまが結婚するハードルはかなり高くなります。

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昨年は小室圭さんと眞子さんの結婚を巡って大変な騒ぎが起きましたが、天皇のお相手となれば、求められる品格は桁違いといえるでしょう。実際、歴史上で8人いた女性天皇は、全員が即位された時点で独身で、その後生涯独身を貫いています。仮に天皇となった愛子さまが結婚されて、子どもがお生まれになったとします。そのお子さまは、これまでの愛子さまのように、国民に見守られて成長することになるでしょう。

そうなれば、天皇である愛子さまのお子さまが皇位を継げないことに釈然としない人も増え、今の愛子さまのように、国民からぜひ天皇にという声が上がる可能性も大いにあります。もしも愛子さまのお子さまが世論の後押しによって天皇となれば、歴史上初めての女系天皇の誕生となります。つまり女性天皇の容認は、女系天皇の容認する可能性とつながっているわけです。

天皇は万世一系であり、長きにわたって男系で血筋をつないできました。いわばこの『血の問題』が、愛子大皇論の一番の壁となっていると言っても過言ではないでしょう。以上が1つ目の記事の内容です。皆さんはどのように感じましたか。そもそも、天皇が「国民の象」であるなら、8割以上の賛同を得られている愛子さまが皇位を継がれるのが自然なことだと思いますよね。

性別だけで皇位を継げないというのは、あまりにも時代にそぐわないと感じるのですが…。最初はいろいろと問題は生じるかもしれませんが、海外でもエリザベス女王をはじめとして、女王の即位が多くなってきています。また、歴代女性天皇は確かに男系ではありますが、全てが中継ぎだったわけではありません。男性候補がいても、手腕を期待されて即位された女帝も存在しますし、孝謙天皇に至っては皇子を押しのけて皇太子に立たれていました。

歴史を都合よく解釈して、論拠とするのは避けるべきだと思いますよね。いずれにせよ、歴史という縦軸を繋いでいくことはもちろん重要ですが、同時に「いま」という横軸もまた重要なものだといえそうです。では2つ目の記事に移ります。さて、 皇室の費用には天皇家の私費は内廷費、秋篠宮家のような宮家の私費は皇族費、皇室全体の公費は宮廷費という3つの枠組みがあります。

経済面から見ると、天皇家にいる雅子さまと、宮家のキコさまの立場は大きく異なるわけです。例えば、雅子さまが実家の母親にいくら長電話を掛けても、御手元金(私)から電話代を払うことはありません。大皇家の電話代は私的なものでも公費(宮廷費)で支払われます。ところが、キコさまが実家の川嶋家に電話した場合は、私的な費用(皇族)から払う必要があるのです。

皇室ジャーナリストの森陽平氏は、このように述べています。「こういったコストパフォーマンスを考えると、秋篠宮家が宮家に留まるという選択をしたのは、ある意味致し方ないことだといえるかもしれません。とこのように天皇家と宮家の経済の違いは多岐に渡りますが、その一方で同じ費用の枠組みがとられているものが、教育費です。皇室では、悠仁さまの教育費も愛子さまの教育費も、宮廷費ではなく内廷費と皇族費から支出されています。

悠仁さまの学費が私要なのは宮家皇族なので理解できますが、愛子さまの学費が私費なのは知らない人もいたのではないでしょうか。愛子さまは現在学習院大学に通われていますが、その授業料は私費の内廷費扱いになっています。ところが、仮に愛子さまが男の子だったとしたら、授業料は公費の宮廷費になっていたということになります。このように、男女で扱いが異なる背景には、女性天皇が認のられていないという問題があります。

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