悠仁さまの進学先が宮内庁から発表され、 23日には天皇陛下がお誕生日会見で悠仁さまの進学について触れておられました。陛下は、 悠仁さまに関する記者からの質問に対して、「私の高校時代のことは、 はるか昔のことのようには思いますけれども、 また、 年は経(た)っていますけれども、 本当に高校時代の3年間はいろいろな人と出会い、 友達もできてそしてまたいろいろな活動に取り組むことができた、 そのような点て、ある意味では非常に充実した3年間を送ることができたというようなことを今でも懐かしく思い出して詣おります。

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先日、 悠仁親王の高等学校の進学先が決まったという報告を受けましたが、 やはり是非実家多い高校生活を送ってほしいというように心から願っております。 』 と、 回答を述べられました。そう述べられた天皇陛下は、 学習院高等科時代 「爺」というあだ名で呼ばれていたそうです。 盆栽に、陛下が興味を示されたことからそう呼ばれていたようですが、 クラスメートとは立場が異なったとしても、別け隔てなく現在に至るまで固い友情を育んでおられるといいます。

一方で、 懸念されるのは悠仁さまの学友との関係かもしれません。 2019年4月、悠仁さまがお茶の水女子中に入学されたときのことです。 悠仁さまは、 新入生114人を代表してあいさつをし、 「それぞれが持っている力を大事に伸ばし、可能性や視野を広げていきたい」 という宣誓もされました。

実は、 お茶の水女子中にはそもそも新入生代表のあいさつというのは、 過去になく、 今回、悠仁さまはいわば学校側による特別扱いを受け、新入生代表の宣誓をされました。 戦後の皇族で初めて学習院以外の高校で学ばれるということになったわけですが、 それだけに、 高校側が悠仁さまを過度に特別扱いする可能性も否定できないでしょう。

筑波大学附属高校は、 皇族方が今まで通われたことがない高校ということもあり、 学習院のように警備などをしつつも、 悠仁さまが学友づくりを伸び伸びとしていくよう環境を整えることは、できないかもしれません。 筑波大学附属高校は、偏差値もさることながら、 東京大学への合格者を20人以上毎年出している進学校としても知られています。 正直なところ、 将来の天皇である悠仁さまには、 競争率が激しい中で生き抜く方法を学ぶことはそれほど重要ではなく かえって人々に寄り添う方法や気遣いを示す方法のほうが重要でしょう。

戦後の皇室は、 インターネットなどの普及もあり、 国民と距離を縮めており、 皇室の暮らしも国民と近くなっています。 進学先においても秋篠宮家の眞子さん、 佳子さまが進学された国際基督教大学をはじめ、 高円宮家の承子さまが早稲田大学、 三女の守谷絢子さんが城西国際大学と学習院一辺倒の進学ではなくなりました。 秋篠宮家の教育方針である、 子供の意志を尊重する教育が行われているのであれば悠仁さまの意思が反映されたと思われる筑波大学附属高校への進学も、 自然なことと言えます。